〈歯が生える前から、お口ケア〉
✿お口に触れられることに慣れているとブラシでの仕上げみがきにスムーズに移行できます。まずは、赤ちゃんをリラックスさせます。頭をなでて、ほっぺ、唇にふれていきます。次に、清潔なガーゼ(または歯磨き用シート)を指に巻いて口の中を優しくふいてあげます。 赤ちゃんは、本能的に口の中をハブラシや指でいじられるのは嫌なものです。歯みがきを嫌がらないためにも、歯みがきをはじめる前に、歯や唇に触れられる感触になれさせてあげます。ママやパパにとっても、赤ちゃんの歯茎や歯の感触になれておきましょう。
✿ミルクや離乳食のかすが汚れとなり、虫歯の危険が高くなる離乳食がはじまる頃に、ガーゼで口の中のよごれをぬぐうようにしてきれいにします。歯が、生えてくると歯と歯などに汚れがたまりやすくなるので、歯ブラシできれいに磨くことをおすすめします。虫歯の原因菌が増えないためにも、赤ちゃんの機嫌のよい時に1日1回から歯磨きをはじめます。
✿歯ブラシの感触になれさせるために、ブラシで軽く歯をちょんちょんとふれるところからはじめます。慣れてきたら朝晩2回にします。特に寝ている間は唾液が少なくなるので虫歯菌のリスクが高まります。就寝前の歯磨きを習慣にしていきましょう。朝起きたらすぐに、うがいをするのも虫歯予防になります。うがいができない場合は、水(白湯)を飲ませましょう。水を飲むことは便通にも効果があります。
〈1歳のお誕生日を迎えて歯の数も増えてきたので歯磨きをしてあげたいのですが、嫌がって口を開けません。無理矢理押さえつけてしようとすると泣いてしまいます〉
✿多くの子どもが、はじめのうちは歯磨きを嫌がってしまうものです。虫歯ができないようにしっかり磨いてあげたいあまり姿勢を固定して、磨く力に、つい力が入り、時間もかかってしまいます。嫌がる理由には異物感や痛み、窮屈さがあげられます。子どもがリラックスできる姿勢で力を入れずに優しく、短時間できれいにすることを心がけてください。まずは、頭をなでて、ほっぺ、唇にふれて、リラックスさせます。そのうえで歯磨きを優しくしてあげます。嫌がったら、不安感を取り除く工夫を考えてみてください。美味しい果汁味の歯磨きジェルなら、抵抗なく口をあけてくれたりするかも、歯磨き動画のまねっこしてみるとか、歯磨きすると気持ちがいいと思うようになるまで苦労もありますが根気強く続けてわが子の歯を守りましょう。
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